元気をもらえたと
言ってもらえるような
泌尿器科医療をめざす。
黒澤和宏(くろさわ・かずひろ)
泌尿器科
- 2002年
- 昭和大学医学部卒業
昭和大学泌尿器科研修医 - 2006年
- 災害医療センター泌尿器科医員
- 2007年
- 虎の門病院泌尿器科医員
- 2017年
- 虎の門病院泌尿器科非常勤嘱託医
- 2017年10月より現職
泌尿器科
診療の基本方針
泌尿器科は対象の臓器の形態が男性と女性とで異なるため、男性に多い病気と女性に多い病気がそれぞれあることが特徴。一人で悩まずに、どんな些細なことでも気軽に立ち寄り相談してもらえる診療を心がけている。病気だけを診るのではなく、対話を通じて心身共に多くの患者さんの支えとなれる診療科でありたいと考える。
対象となる症状・疾患
- 排尿障害(頻尿、夜間頻尿、尿失禁、過活動膀胱、前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿道狭窄など)
- 排尿管理(自己導尿指導、カテーテル交換)
- PSA高値
- 血尿
- 尿潜血・尿蛋白
- 尿路感染症(尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、精巣上体炎、亀頭包皮炎)
- 尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石)
- 泌尿器がん(腎がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣腫瘍など)
- 陰嚢水腫、性感染症(クラミジア感染症、淋菌感染症など)
- ED
- 男性更年期
など
担当医が元気はつらつとしていれば、安心して相談できるはず
黒澤氏の、泌尿器科臨床医としての心構えは——
「この領域の特性上、患者さんは『相談しづらい、打ち明けがたい』といった心理に陥ることが多いもの。ですからまず、恥ずかしがらずに気軽に相談してくださいと伝えたいですし、垣根の低い雰囲気づくりを心がけています。診察に際しては、患者さんが不安をいだいていることを前提に丁寧に説明し、どんどん質問してもらえるようなコミュニケーションをめざします」
診療で大切なのは「スピード」とのこと。
「ゆっくり、じっくりと愁訴に耳を傾けたうえで、診断は速やかに的確にします。それで問題がなければ安心して笑顔でお帰りいただけますし、喜んでいただけるはず。もちろん疾患が確定すれば、速やかに治療方針をお示しする。そういった局面でのスピード感が、総合的に患者さんにとっての利益になっていくと信じています。診断のスピードを確保できる検査機器の充実も、当院の心強いところです」
臨床医は、診察室で「元気で」なくてはならないと考える。
「近年、『元気をもらえた』という表現をよく耳にしますが、それをめざしています。目の前の担当医が元気はつらつとしていれば、言いづらいこと、聞きにくいことも少なくなるものではないでしょうか。少々体調が思わしくなくても、無理をしてでも元気に振る舞うのを行動指針としています。特に高齢者の患者さんなどは、『おかげで、元気が出ました』と笑顔を見せてくださる方もいます。そんな時、私の方も『よかった』と、ささやかな達成感をおぼえる次第です」
手術の腕を磨くだけでなく、幅広い知見を得た虎の門病院時代
泌尿器科は臨床医としてのやりがいに満ちた世界だとのこと。
「初診での診断、治療、そしてその後のフォローを含め、長い時間をかけて患者さんと向き合わなければならない診療科です。私にはむしろ、その点が魅力的に映りました。臨床医の本懐をまっとうできる診療科だと思いました」
当初はまず、手術の技量を磨くことに専念した。
「初期研修を終えた後、虎の門病院への入職を決めたのは、同院が『毎日が手術日』の病院だったからです。低侵襲手術から難易度の高いがん治療まで、本当に多くの症例を経験させてもらえましたし、論文を発表する機会もいただきました」
虎の門病院では、手術を中心に学んだが、加えて幅広い知見も得られた。
「緩和医療も看取りも、さらには透析医療までも経験させてもらえたのは、今となってはかけがえのない財産です。泌尿器外科の専門性を高めつつ、臨床医としての総合力まで育ててもらえました」
その日のうちに多くの診療科を受診できることの効用
赤坂虎の門クリニックに参画して4年目の現在、特に感慨深いことは——
「貴院を受診すると、本当に大きな安心を得られる――そんな感想を、何人もの患者さんからいただきました。尿道結石を疑って受診したら婦人科の疾患が見つかり、その日に婦人科も受診できた。他科で泌尿器疾患の疑いを示され、当科にといったケースも数多くあります。その日のうちに複数診療科での診断を得られる点に、多くの患者さんが特別な満足を感じっていらっしゃるようです。これは今後、口コミでさらに多くの方に知られるようになるだろうと信じています」
多診療科クリニックの長所を生かし、より質の高い医療を提供できることへの喜び。
「いつでも相談できる環境のおかげで、泌尿器科の医療の質は確実に向上していますし、他科も同様のはずです。一人の臨床医としての私も、他科に控えてらっしゃる実力ある先生方に直接お教えいただけることが多くあり、日々技量を向上させている実感を持てます。赤坂虎の門クリニックは、特別な意義と価値のある場所だ。そう感じています」
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